2023.08.08
百々染だより Vol.11~Vol.20
- 執筆:
-
いぶき福祉会
百々染のストールを、母の日のサプライズプレゼントに Vol.11
今年の母の日は5月8日。
いつもお世話になっているお母さんに、今年はどんな言葉を贈りますか?
「いつもありがとう」
「これからも元気で、いつも笑っていてね」
そんな思いを込めて
世界に一枚しかない百々染のストールを贈ってみてはいかがでしょうか。
その日、その一瞬を染めた、手染めのシルクストール「百々染」。
百々染は、染めた月日からもお選びいただけます。
お母さんが好きな色で選ぶのも素敵ですが、
百々染のストールなら、「母の誕生日」から選ぶこともできます。
同じ色のものはふたつとない、百々染のシルクストール。
きっと、大好きなお母さんにぴったりの、運命の色に出会えるはずです。
「このストール、お母さんの誕生日に
こんな植物で手染めされたものなんだって」
そんなサプライズと一緒に
いつもなかなか面と向かって言えない
「ありがとう」の気持ちを伝えてみませんか?
贈りたい花言葉から選ぶ母の日のストール Vol.12
もうすぐ母の日。
いつもお世話になっているお母さんへの贈りものは決まりましたか?
染めた日や色、染めた草花から選べる
世界にひとつだけのシルクストール、百々染。
お母さんに伝えたい感謝の気持ちをストールに込めて花言葉から選んでみるのも素敵です。
◎マーガレット
花言葉:誠実
白くて可憐な花を咲かせる、マーガレット。
さまざまな花言葉がありますが
そのひとつに「誠実」という言葉があります。
自らの誠実な気持ちを込めて
穏やかで控えめな黄色のストールを贈ってみませんか?
◎バラ
花言葉:愛情
愛情たっぷりに育ててくれたお母さんへ
たくさんの愛情を込めて、バラのストールを。
華やかなピンク色のシルクストールを身に纏えば
我が子からのやさしい愛情を感じてもらえるかもしれません。
◎チューリップ
花言葉:思いやり
穏やかな春を告げてくれるチューリップ。
かわいらしく明るい花にぴったりな
「思いやり」という言葉は
いつもやさしく包み込んでくれるお母さんのイメージにぴったり。
今の季節によく似合う、春らしい色です。
◎ポピー
花言葉:感謝
「いつもありがとう」
という感謝の気持ちを伝えるなら、ポピーを。
ビビッドでかわいらしい花から
やさしい色のストールに染め上がりました。
春夏のコーディネートにぴったりなストールです。
上質なシルクジョーゼットで春を楽しみませんか? Vol.13
ようやく顔を見せた、花のつぼみも、あっという間に満開になり
草木が青々しくなる春の季節を迎えました。
この時期の気候は寒い冬からだんだんと気温が上がり始め
昼間は気持ちのよい陽がさします。
そんな春の日に、いつもよりちょっぴりオシャレをして出かけませんか?
百々染が使用しているシルクジョーゼットは薄くて軽く、
透け感があるのが特徴でもあります。
春や夏用の織り物として用いられることも多い素材です。
タテとヨコの糸に強撚糸を使用し
粗く織った生地に高熱をかけて織られたもので
20世紀初頭のフランスのドレスメーカー
『Georgette de la Plante』にちなんで名づけられました。
シルクジョーゼットは
肌触りが非常によく、しめつけ感がありません。
首元にまとうと、柔らかく包み込んでくれます。
透け感もあり軽い質感なので、これからの季節にぴったりです。
また、シワになりにくく
身にまとったときにゆったりとしたひだができます。
シルエットを優美に見せてくれるシルクジョーゼットのストールは
ファッションのひとつとして取り入れることで
首元をよりキレイに、上品に魅せてくれるアイテムです。
ブラウスやドレスに用いられる上質な素材を
普段の服装に取り入れてみるだけで
ワンランク上のコーディネートが完成しますよ。
これからの季節にぴったりな
シルクジョーゼットの百々染ストールをまとってみませんか?
(文/こまつ)
春をめいっぱい楽しませてくれた花びらをストールに Vol.14
去年はピンク色。
今年は紫と黄緑色のストールが染め上がりました。
実はこのストールは全て、チューリップで染め上げたものです。
穏やかな春を告げてくれるチューリップの花。
どの色のストールも今の季節によく似合う、春らしい色です。
4月2日から4月17日まで
岐阜県海津市の木曽三川公園で開催されていた
「チューリップ祭」をご存知でしょうか。
毎年、木曽三川公園さんのご厚意で
イベントが終わった後チューリップの花びらを
百々染のために分けていただいています。
ひとつひとつ大切に育てられたチューリップ。
今年も工房のみんなでチューリップの花びらを採りに行ってきました。
「チューリップをいつもありがとうございます」
みんなで管理者の方にもお会いして
感謝の気持ちを直接伝えることができました。
毎年楽しみにしているチューリップの収穫。
天気にも恵まれ
みんなで染料になるチューリップの花びらをたくさん集めました。
集めたピンクと赤のチューリップの花からは
一枚一枚丁寧に花びらを取り、酢と塩を揉みこんでつけておきます。
つけこむ時間は、なんと1週間。
じっくりと時間をかけて、染液の原液ができあがります。
もうひとつ頂いた、黄色の花びらのチューリップ。
これは、鍋で煮出して染料を作ります。
煮出して作る染料は、採れたてが一番。
濃くて鮮やかな染料ができました。
黄色のチューリップでストールを染めたのは、安藤幹生さんです。
自分の手で採ってきたチューリップの花びらを
自分の手で染めることができて、とっても嬉しそうです。
「この染液何?」と聞くと
「チューリップ!」と笑顔で答えてくれました。
「いい色になるよ」とおまじないのようにつぶやきながら染めていきます。
染液につけた後、交互に媒染となるアルミ液にもつけていきます。
すると、染液につけていた時には黄色だったストールが
だんだん緑色に変化していきます。
その変化を見たスタッフと安藤さんは
顔を見合わせてびっくり。
染料とアルミ液に交互につけていくことで化学変化が起こり
こうして色が変化していく染料もあるのです。
こうして、色鮮やかなチューリップの花びらから
春にぴったりの新緑のようなストールができあがりました。
この黄緑色は、今年たった一枚だけ姿をみせてくれた
とても貴重なストールとなりました。
ひとつひとつ小さな球根から
時間をかけて育てられたチューリップに感謝を込めて
今年も大切に収穫させていただきました。
あたたかい太陽の日射しや穏やかな風…。
その年の春の恵みが
めいっぱいに詰まったチューリップのストールが
今年も染め上がりました。
今年も綺麗に咲き誇ったチューリップの花々。
そんな花を集めて染めた百々染のシルクストールを身につけて
お出かけしてみませんか?
(文/あらい)
春のさんぽみち Vol.15
「春」といえば皆さんは何を思い浮かべますか?
あたり一面に咲く草花、小鳥のさえずり
小川のせせらぎ…暖かな陽気に誘われ
外へ飛び出したくなる季節ですよね。
今回は、「春のさんぽみち」と題して、百々染の「今」をお伝えします。
百々染工房の「摘む」グループは
1年を通して公園などにさんぽに出かけています。
春夏秋冬、それぞれの季節を感じることができるさんぽ。
春は満開の桜の下を、夏は新緑を楽しみながら
秋は紅葉の道を、冬は雪遊びをしながら、さんぽを楽しみます。
みんな大好きなさんぽですが、やっぱり春が一番ワクワクします。
天気のいい日には
公園の芝の上で寝っ転がったり
咲いている花を眺めたり。
また、「昨日は咲いていなかった花が今日になって咲いた」と
新しい発見があるのも楽しみのひとつです。
その季節に咲く草花との出会いから
百々染はもう始まっているのです。
花びらや枝からも染めはできるのですが
実は、さんぽ先で目にするような
身近に咲いている草花を使って
百々染ストールを染めることもできます。
その中でも
今回は「クサフジ」をご紹介いたします。
「クサフジ」は日本各地の山すそや河原などの
日当りのいい場所でよく見かける花です。
さんぽ先で出会ったクサフジを
必要な分だけ大切に頂いてきます。
時には、「これも百々染に使って!」と
地域の方が提供してくださることもあります。
人との繋がりが広がっていく楽しみも百々染にはあります。
その季節に採れる草花を使い
繋がった人や採ってきた人の思いも込めて
ひとつひとつの百々染ストールができあがっていくのです。
「ヒメジオン」や「菜の花」も
「クサフジ」と同じように身近に咲いている草花です。
春のさんぽみちで出会った草花から
お気に入りのストールを見つけてみてはいかがでしょうか。
(文/たけごし)
百々染と地域の繋がり ~ストールができるまで~ Vol.16
先日、関市のバラ農家さんにお邪魔し
染めに使うバラを剪定させていただきました。
毎年きれいなバラを提供して下さる農家の小川さん。
とても優しい方で、一緒に写真を撮らせていただくこともできました。
大きなハウスいっぱいに咲いているバラ。
イベント毎に剪定して、名古屋市などに出荷しているそうです。
今回は5月の母の日に合わせて出荷した直後に
たくさんのバラをご提供くださいました。
バケツ2つ分、いっぱいに採ったバラは、工房に持ち帰り
翌日からさっそくちぎる作業に入ります。
それを担当するのが木谷さんです。
新鮮なうちにちぎることが
良い染液につながるのでスピードも大切。
それに加え、花びら以外のゴミが入らないよう
丁寧にちぎる必要があります。
真剣な表情で、手早く、でも丁寧にちぎる木谷さんです。
ちぎった後、すぐに染液を作ります。
ちぎったバラの花びらの量に合わせて、酢と塩、水を入れ
そのあと寝かせます。
じっくり時間をかけることで、美しい赤色が出てくるのです。
1週間後。
「色、どうかな?」
「良い色がでてきたね!」
「一度、しぼってみようか」
バラの染液の仕上がり具合を見て一度絞ってみました。
バケツやこし布を用意して花びらをバケツから採り
力強く絞ります。
この日、バラのストールを染めたのは前川さん。
鮮やかな色のストールを染めるのが得意な前川さん
毎日行う打ち合わせでは
「今日はバラのストールを染めてくれる?」と聞くと
顔をあげてニッコリ笑顔で応えてくれました。
前川さんの優しい気持ちと
満足気な表情を映し出すかのように
染めあがったのは綺麗な紫色のストール。
百々染の手染めストールの完成です。
様々な工程を経て作られる1枚のストール。
今回は地域の方とのつながりを改めて感じました。
たくさんの人の手によって作られたバラのストール
ぜひ身にまとってみてはいかがですか?
(文/こまつ)
夏のさわやかな風をミントのストールとともに Vol.17
ミントから「さわやかさ」を感じる
そう感じていらっしゃる方は多いのではないのでしょうか。
そんな「さわやか」なイメージを映したようなストールができあがりました。
今回は、夏らしいミントのストールについてご紹介します。
春になると、百々染の工房近くの道沿いに
たくさんのミントが毎年顔を出してくれます。
気温が高くなっていくにつれて、大きく成長していきます。
ミントの種類は600から3500もの品種が存在しています。
その多くのミントは彩りのアクセントやデザートの風味づけ
お菓子作りのアイテムなど、様々な場面で活躍しています。
百々染工房の付近で見かけるミントは
「ボウルズミント」という種類です。
このボウルズミントはミントの中でも比較的大きく
最大で60から100cmほどに成長します。
葉はやわらかな毛で覆われていて甘くて優しい香りを放ちます。
初夏になると大きなボウルズミントがたくさん生えるので
いぶき福祉会の仲間たちが採りに行き
ミントをたくさん集めてきます。
集まったミントは工房でちぎって
いよいよ染めの準備に入ります。
ポイントは、ミントを細かくちぎることや
葉っぱと茎をしっかり分けること。
この丁寧な作業により、良い色の染料が作れます。
吉田光佑さんは百々染工房の作り手です。
葉っぱと茎を分ける作業がとても得意で
いつも笑顔で元気よくちぎっています。
ミントをブチブチとちぎっていると
さわやかな香りが工房全体に広がっていきます。
吉田さんはほかの作り手たちが細かくちぎったミントを
煮出しのネットに入れる仕事もこなしています。
ミントは鮮やかな緑のイメージがありますが
煮出すことで鮮やかな黄色に変身し
染液からはほのかな香りが漂ってきます。
もちろんストールに香りが移ることはないのですが
綺麗な黄色からミントのさわやかな香りが伝わってくるように感じられます。
梅雨や暑い夏でも
持っているだけでさわやかな気持ちにさせてくれるシルクストールです。
その日の天候や、作り手たちの思いや手つき
植物の調子によって
同じミントでも染め上がりの色あいは違ってきます。
作り手たちは、「どんな色に染まるのかな」と
ワクワクしながら染めています。
鮮やかな仕上がりから
「その色、素敵だね!」
「これ欲しいな~」などと声が漏れてしまうほど。
さわやかな夏の風を感じるミントから
この季節にぴったりの一枚が染め上がりました。
(文/やじま)
野菜から染めるストール Vol.18
百々染で日々染め上げている、色とりどりのストール。
染めている染料の種類は多岐にわたります。
その染料は、私たちが自分の手で育てているもの
地域の方との繋がりからいただいているもの
道端に咲いている草花など…。
さまざまな場所から採ることができます。
実は、皆さんが普段食べている食材の中にも
百々染の染料となる材料があります。
今回は“食べられる染料”のひとつである
赤かぶについてご紹介します。
赤かぶは秋冬が旬の野菜で
11月から2月ごろに出荷されるものが
一番甘みがあり美味しいと言われています。
白いかぶは煮物などに使われることも多いですが
赤かぶは煮物には向きません。
多くは漬物や
生のまま食べる料理に使うことの方が多いようです。
浅漬けなどにすると美味しいですよね。
百々染の工房では
スタッフが家庭で使った赤かぶの赤い皮の部分を持ち寄り
染料を作っています。
塩と酢を揉み込んで作るので
出来上がる染料は漬物のような美味しそうな香りになります。
透き通った、赤くて綺麗な染液が特徴です。
このように透き通った染液は
ほかの植物からはなかなかできません。
染液がとても濃いので
真っ白なストールは一瞬にしてピンク色に染まります。
簡単に色落ちしないように
じっくり染液の中に漬け込んで染めます。
染め上がったストールは
ふんわり優しいピンク色になりました。
普段食卓に並ぶ食べ物で染めた
意外なストールですが
綺麗な色に染まると百々染の工房でも大好評の染料のひとつです。
皆さんにとって
身近な野菜で染めている百々染ストールは他にもあります。
ぜひ「これ、知っている!」という染料を見つけてみてください。
(文/あらいなるみ)
小さな種からアイを育てよう(前編) Vol.19
「青は藍より出でて藍より青し」ことわざにもでてくる藍は
1500年以上前に伝った日本最古の植物染料と言われています。
元々、漢方薬として伝わった藍には
解毒や解熱、腸内抗菌、水虫やあせもの症状の緩和などの効果があったようで
藍染めされた服にも、防虫や殺菌、防水効果が期待され
昔から多くの人に愛されてきました。
また最近の話題では
2020年東京オリンピックのエンブレムが
藍色の市松柄のものに決まりました。
日本の伝統色である藍色で描かれていて
日本にぴったりのロゴマークですよね。
百々染では4年ほど前から種から藍を育て
ストールにしてきました。
種からストールになるまでにはたくさんの苦労がありますが
ストールが染め上がったときの喜びは他では味わえないものがあります。
今回は藍の種まきから
収穫までの様子をご紹介します。
まだ、寒さが残る3月頃
小さな種をまきました。
ふかふかの土の上に種をまき、上から土をかぶせて優しく手で押さえます。
2か月ほどたつと、ちょんちょんと丸い双葉がでてきました。
背が少し伸びた双葉の数はどんどん増え
苗床では窮屈になってきたため
工房の隣にある畑に移植しました。
太陽の温かさが大好きな藍は夏に近づくにつれ
瞬く間に大きな葉になりました。
土がカラカラになることも増え
そのたびにたっぷりの水をあげました。
この畑は、第二いぶきの駐車場の横にあり
たくさんの人に見てもらえます。
「大きくなったね!」と声をかけてもらった藍は
返事をするようにぐんぐん大きく成長していきました。
外にでるとじわじわと汗ばむ7月頃。
小さな葉だけを残して使うぶんだけを収穫しました。
すると、残した小さな葉から
もう一度成長して刈ることができるのです。
この力強い生命力も藍の特徴です。
小さな種から大きな葉っぱになるまで
みんなでたくさんの愛を込めて育ててきました。
日々の草むしりや水やりをはじめ
天候に左右される植物を育てていくのは大変です。
しかし、収穫した藍を見て
今まで頑張ってきてよかったな、と思うのと同時に
これからどんな色のストールになるのだろう
そして出来上がったストールはどんな人のところに届き
どんな人とつながるのだろうと思うとドキドキします。
次回は収穫した藍が実際にストールになるまでをご紹介します。
藍ならではの、ほかの染料とは違う工程がいくつもあります。
お楽しみに。
(文/かに)
小さな種からアイを育てよう(後編) Vol.20
今回は収穫した藍を使って藍のストールができるまでをご紹介します。
大切に育ててきた藍から、染液を作ります。
種まきから約4ヶ月、ここまで大きくなりました。
ストールを1枚染めるのに、約2kgもの藍の葉が必要です。
葉を茎から1枚1枚取り分け、細かく葉をちぎります。
袋に細かくした葉に塩を入れて、よく揉みこみます。
すると、次第に液が出てきます。
この袋を7袋作り、やっとストール1枚分の染液になるのです。
染液をこし布の上で搾り
ハイドロと消石灰を混ぜて藍の染液が出来上がりました。
藍の染液は藍色ではなく意外にも深い黄緑のような色です。
もちろんストールも同じ色になるのですが
ここからが藍染のおもしろいところ。
空気に触れさせると次第に藍色に変わっていきます。
変化していく色を楽しみながら水洗いをします。
百々染の藍の水洗いは、この台を使います。
まるで流れの強い川のように
ストールをバシャーン!勢いよく水で流して洗います。
この水洗いのしかたは百々染ならではです。
繰り返して洗うことで空気に反応し
みるみるうちに鮮やかな藍色へ。
水が気持ちよく感じる夏ならではの染め方です。
去年採れた種から今年の藍へ
生命のリレーをして毎年大きく育ってくれる藍。
特に今年は大きく育ちました。
育てるところから染めをするまで
たくさんの人、たくさんの時間をかけて
愛を注がれてできた藍のストール。
「身につけて、たくさん愛を注いでもらいたい」
それが作り手のねがいです。
梅雨が明けた夏の澄み渡る青空にぴったりな藍のストールで
愛をお届けします。
(文/たけごし)
いぶきからのコメント
色や質感で選ぶのもいいけれど、染料のもととなった植物や、染められた季節、その日の天気や、作り手の表情からも選んでほしい。
同じものは存在しない百々染だからこそ、百々染をとりまくさまざまな「ことがら」や「人柄」から、あなただけの特別な一枚を見つけてください。