2022.11.12
ほっぺがおちたはなし
- 執筆:
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粥川なつ紀
わたしはサックス奏者ですが、食べることが大好きです。
飲むことも大好きです。
とりわけパイとキウイとシャンパン、最近はポポーもお気に入りです。
他にもたくさんありますが今日の気分はそのくらい。
あれはもう何年前のことだかも思い出せないくらい前のことですが、第二いぶきへ演奏にお邪魔したお土産に、本当に危うくほっぺが落ちるかと思うくらい、いやきっと本当に落ちてしまったほど美味しいキウイジャムパイをいただきました。
何気ない小さなビニール袋に詰められテープで軽く止められていただけの三角のそれは、パッと見はよく見かけるような佇まいで静かにニコニコとそこにありました。
とてもいい匂いのするパイでしたが、まさかそんなほっぺが落ちてしまうだなんて思わないで手に取ったわたしの衝撃たるや。
それまでのジャムのイメージとは全く異なる洗練された雑味のないキウイジャム体験。
一瞬で虜になった私はその時キウイのキウイたる所以にまで想いを馳せることになりました。
これが愛してやまない”りすのほっぺ”との出会いでした。
その後わたしは”あの”キウイジャム食べたさに”りすほ”の仲間の工房に足を運び、ひと瓶分けてもらうことになるのです。
つづく。
いぶきからのコメント
粥川さんが第二いぶきのクリスマスコンサートに来てくださってからもう8年になります。サックスの音色と粥川さんの笑顔に包まれて、第二いぶきの仲間たちが元気いっぱいになった瞬間を今でもはっきり覚えています。魔法みたいでした。プレゼントのジャムに大喜びされる姿をみて、間を置くことなく「りすのほっぺ」のアンバサダーをお願いしたのでした。堂々と「りすのほっぺ愛してる宣言」をしてくださる粥川さんのことが仲間たちも大好きです。