おばあちゃんの手が好き | 思いを育み、役割を作るえんがわピープルの物語

おばあちゃんの手が好き

 

執筆:

いぶきからのコメント

「おばあちゃんたちがどうしたらもっと活躍できるか相談にのってほしいんです!」といぶきを訪ねてくださったのは2022年1月のことでした。その時は、具体的なご提案もできずお力になれなかったのですが、古澤さんのひたむきさが忘れられなくて、いつか何かご一緒したいと思いつづけた半年後、「それ」が浮かび上がってきました。いま、いぶきの仲間も、おばあちゃん方も、みんなが活躍できる本当に素敵なプロジェクトが始まっています。そんなお話をぜひ皆さんにお届けしたいと思っています。

私は、おばあちゃん達の働きものの手が大好きです。
手に触れるたびに、この手で、子を抱き、おしめを替え、ご飯を作り、手仕事をし、家族を守り育ててきたんだと実感します。
そんな働きもの手の、皺の一つ一つには、喜び、楽しみ、悲しみなどが詰まっていて人生の思い出が刻まれています。
そんな働きもの手を見ているから、自
分の手にシワが増えるのも、憧れのおばあちゃんの手に近づいてきたと嬉しくなります。 



そんな働きものの手が現役に戻る瞬間があります。
それは手仕事。
 

岐阜市は、繊維の街で工業用ミシンを踏んで洋服を作ってきた方が多く、高齢になり、手仕事を辞めていても、ミシンに触ると現役の時代の手裁きに戻ります。
その手裁きがまた、たまらなく素敵。
呼吸するかのように動く手をずっと見ていたくなります。
こんな素敵な時間を私一人で一人占めしてしまうのは勿体ないくらい。
 



なんとかお見せできる方法を考えてみます! 

おばあちゃんの手が好き | 思いを育み、役割を作る

この記事を書いた人

おばあちゃんの手が好き | 思いを育み、役割を作る

古澤由加里

ふるさわ ゆかり
NPO法人ひだまり創/理事長
岐阜市や笠松町を中心に介護保険事業や介護保険外事業を運営しています。介護が必要となっても、一方的に支えられるだけではなく、支える側にもなれる。
高齢者の方が、『自分も誰かの役に立っている』という喜びを感じながら、地域の中で日々の『生きる』を実現できるよう、『生きる』を全力で応援できる仕組み創りを行っています。

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